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読書感想 パラレルワールド・ラブストーリー 東野圭吾

この『パラレルワールド・ラブストーリー』は、東野圭吾さんの作品の中で私が1番好きな小説です。
パラレルワールドがキーになっていて、SF好きにはたまらんのではないでしょうか。
初めて読んだ時、「まさに、こういう小説が読みたかったんだっ!!」と感動に打ち震えたものです。

これ帯です↓

混乱する記憶、ぬぐえない違和感、一体どれが現実なのか……そしてちらほらと顔を出す、『もうひとつの世界』の片鱗。
一体どれが本当の記憶?

こんな物語を書くことができるなんて、とんでもねえ天才です!!


〈あらすじ〉

並走する電車の向こう側の車両に、いつも見かける女性がいた。大学院生の敦賀崇史はいつしか彼女に恋をしていた。声を掛けることも叶わないまま、就職が決まった崇史はその電車に乗ることもなくなってしまった。次に彼女に会ったのは、親友の三輪智彦に恋人として紹介された時だった。

崇史はある朝目覚めた時、違和感を覚えた。しかしその原因が分からない。ダイニングルームへ行くと、彼女がホットケーキを焼いていた。それは親友の恋人として紹介された女性、津野麻由子だった。しかし、崇史の記憶では、麻由子ははじめから崇史の恋人だった。

崇史はそれからというもの、度々奇妙な感覚に襲われる。夢だったはずのことが現実のように感じられ、そして重要なことを思い出せない。崇史は混乱する。

平行して描かれる二つの世界。それはパラレルワールドのように交わることがなく、それぞれの時を刻んでゆく。
しかし本当にそうだろうか。それは『こちらの世界』の現実なのでは?
真実を探し始めた崇史は大きな混乱に飲み込まれてゆく……

もし叶うなら、この本の内容を全部忘れて最初から読み直したい……!
最高にビックリ、ドキドキした作品でした!

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