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感想 ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ 中村颯希(原作)・尾羊英(コミック)

私は漫画が大好きなので、スマホのアプリで毎日漫画を読んでいます。
幾つかアプリを持っているのですが、『ピッコマ』というのが特にお気に入りで、これは1話読み終わったら似た傾向の作品を次々紹介してくれるので、『本棚』の閲覧作品は増えていくばかりです。
最初の1巻分とか3巻分とかを無料で読める作品が多数あり、新しい漫画を発掘できるので大変おススメです。

『ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』も、ピッコマで見つけた作品でした。
後宮を舞台にした作品で、可愛いキャラクターと美しい作画が印象的。
原作はライトノベルで、もともと小説投稿サイト『小説家になろう』で連載されていたのだそう。
(こんなおもしろい作品が無料で読めていたなんて……! ちなみに今は掲載されていません。残念!)

ラノベ原作の漫画って良いですよね。
コミカライズされるくらいだから話のおもしろさはお墨付きだし、絵は特別上手い人が作画専門で描いてるからとても綺麗だし。

で、この『ふつつかな悪女ではございますが』が、めちゃくちゃおもしろかったわけなのです。

綺麗な絵だなーと思いながら読んでいたのですが、主人公の姫のキャラクターがおもしろすぎて、1話目でもう心臓わしづかみにされてしまいました。しかも絵がとても可愛い。

買いましたね。速攻で。漫画は3巻まで出ているので、3巻ともAmazonで即注文しました。
もちろん原作も。こちらは少々高いのでまずは1、2巻だけ買いましたが、全巻揃えるつもりです!

前置きが長くなりました。あらすじです!

あらすじ

舞台は詠国後宮内『雛宮』

雛宮とは、東領を司る藍家、西領を司る金家、北領を司る玄家、南領を司る朱家、そして直轄領を司る黄家の五家から集められた五人の姫君──雛宮においては雛女(ひめ)と呼ばれる──が次期妃になるべく教育を受けるための学び舎である。五人の雛女は後に皇后と四夫人の座を分けることになる。彼女たちは日中すべての時間を雛宮で過ごし、女としての資質を競わせ合うこととなる──はずなのだが、今代は黄家の雛女『玲琳(れいりん)』が、美貌・才能・人格全てにおいて突出しており、誰の目にも玲琳こそ皇后にふさわしいことが明らかだった。ただ身体が弱いところが難点だが、そこもまた儚げな美しさとして好まれていた。本来ならば妬まれて当然の立場だが、玲琳の場合は格が違い過ぎて逆に広く慕われ、尊敬されていた。人々は玲琳を『殿下の胡蝶』と呼ぶ。しかしそんな玲琳を不遜にも妬ましく思う者がいた。最下級妃確実の朱家の雛女、慧月である。通称『雛宮のどぶネズミ』 慧月は道術を使い、玲琳の身体と魂を入れ替えてしまう。『殿下の胡蝶』から一転、『雛宮のどぶネズミ』になってしまった玲琳。皆から蔑まれ、罵倒され、酷い環境に追いやられる。しかし玲琳は絶望するどころか、健康な身体と自由を手に入れたことを喜び、慧月の身体でいることを心から満喫してしまう。玲琳は虚弱な身体のために常に死の恐怖に直面し、そしてそれを乗り越えてきた、鋼のメンタルの持ち主だったのである。

困難な状況に陥り、逆境を乗り越えようと前向きに頑張る、というよりも、健康な身体になってただ喜んでいるというのがすごく可愛いのです。鋼のメンタルで周りの調子を狂わせつつ、困難を飄々と乗り越えて(むしろ楽しんで)いくのがとてもおもしろい。

芋食べてる時の幸せそうな顔……。笑

ちなみにコミック2巻分で原作ノベル1巻分なのだそうです。
今、原作は5巻まで出ているので……。
漫画もまだまだ続きますね! 嬉しい!
原作で先読みしつつ、楽しみに待っていようと思います(原作もとってもおもしろいです!)

是非チェックしてみてください!!

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